17.イタリア国内で書類を見せることはなかった
イタリアでは準備しすぎくらいがちょうどいい
結果的にイタリア国内では、用意した書類を見せることは一度もありませんでした。
これはあくまで、私がたまたまそうであったという結果でしかありません。正規の手続きを踏んで、ケージに正式な検疫済みの札(農林水産省発行)を付けていましたので、それで充分だったのかもしれません。
でも、その一連の手続きがないと、どこで止められて、最悪な事態(殺処分)になるかも分かりません。
たまたま私のケースはそうであったということに過ぎません。
イタリアで怖いのは「担当者によって対応が異なることが多々ある」ということです。
昨日対応してくれた担当者が「こんな書類が必要だ」というので、翌日、言われた書類を用意して他の担当者に見せると「そんなの要らないよ」と言われた経験が何度かあります。
もちろん逆のケースもある訳で、準備しすぎくらいがちょうどいいということですね。
日本での「まさか」は「まさか」じゃない
話はそれますが先日のこと、A3のポスターを何枚か出力したくて、プリント屋さんに行きました。
普段ならUSBメモリーにデータを入れて持っていくのですが、そのUSBメモリーはかなり旧型で転送速度が恐ろしく遅い。急いでいたので、のんびりコピーされるのを待っていることができませんでした。
そこで、高速なUSB3のリーダーを介してSDカード(正確にはSDカードのアダプターをかましたmicoSDカード)にデータを入れて持って行くことにしました。
ところが、ここで「まさか」が起こります。
自分のSDカードのリーダーを持っていくかどうか一瞬悩んだのですが「まさかSDカードを読み込めない環境で仕事してるはずないよな」と考えたのが間違いでした。
カードだけ持っていったら「今、SDカードのリーダーが壊れててさ・・・。microSDもダメなんだよ」と言われて、リーダーを取りに帰る羽目に!
あと30分くらいでお店が閉まる時間だったので、汗だくで自転車を走らせました。
まあ、機械のことなので故障するのは仕方ないですが、SDカードのリーダーくらい予備があるでしょ!
日本なら個人でさえmicroSDのリーダーも含めると複数台持っていそうなもんですよ。
ほんとに一瞬頭をよぎった「まさか」が現実になった瞬間でした。
でも、仕上がり自体はとてもきれいで、印刷も間に合って、とても感謝してます!