カメの「マーチ」イタリアに飛ぶ 〜ミシシッピニオイガメをイタリアに連れて行く方法〜

ミシシッピニオイガメをイタリアに連れて行った際の、手続きなどをまとめたブログです

2.「マーチ」のハンガーストライキ

ハンガーストライキ

私が最初の3ヶ月間イタリアにいる間、なんと、「マーチ」は一食も食べませんでした。
「最初の3ヶ月が問題なく成功すると、きっとイタリアに連れて行ってもらえない」そう考えたのでしょうか。「マーチ」さん、私の性格をホントによくご存知です。「マーチ」は3ヶ月のハンガーストライキに突入します。

 

f:id:marchcage:20161027002555j:plain

出発前に、実家の仮水槽で私が餌をやっていた時にはちゃんと食べていたのです。だからこれなら大丈夫だろうと・・・。
ところが、私がイタリアに渡った途端食べなくなり、実家に連絡するたびに「まだ何も食べない」の繰り返しです。環境が変わってしまったとしても、1ヶ月もすれば食べるようになるだろうと思っていましたが、1ヶ月、1ヶ月半すぎても変わりなし。

これはまずいと思った私は、ネットで餌用の小さな貝の生体販売を見つけて注文し、実家に送りつけますが、それにも見向きもしません。(あまった貝、というかほとんど全ての貝は、母親が飼っているクサガメが美味しそうにバリボリ食べたそうです。よかったねフクちゃん。)
「なにしても食べへんわ。もう勘弁して!」母親も困っていました。

う~ん、私が日本に戻るまでちゃんと生きてるだろうか・・。 「1ヶ月くらい食べなくても平気」というのは良く見る情報で、実際、過去にそういうことがありましたし、その後も特に問題はありませんでした。
でも、3ヶ月です。これはさすがにまずそうです。私もどんどん不安になって来ました。

 

「マーチ」の夢

そんなある日、「マーチ」が夢に出て来ました。
私が3ヶ月ぶりに帰国し、実家に「マーチ」を引き取りに行きます。そこで本当に餌を食べないのかと思って、固形の餌を2~3粒落としてやると何事もなかったように「バクッ」と食べて元気そうにしています。
「なんや、食べるやん!」
と、そんな夢でした。

「元気でやってる。でも早く帰っきて餌をくれ!」
そんなメッセージなのかなと、勝手にいいように解釈してちょっと安心していました。