カメの「マーチ」イタリアに飛ぶ 〜ミシシッピニオイガメをイタリアに連れて行く方法〜

ミシシッピニオイガメをイタリアに連れて行った際の、手続きなどをまとめたブログです

カメ

マーチとの別れ

マーチとの別れ とてもとても気が重いのですが、今年中に書いておきたいことがあります。2017年6月27日、マーチがこの世を去りました。 長い間書くことができませんでしたが、このブログを立ち上げた以上、そのことを書かないのは無責任な気がしたので書くこ…

19.情報のまとめ

ミシシッピニオイガメをイタリアに連れて行く際の、手続き等に関する情報をまとめました。(このページだけでいいじゃないかという声も聞こえてきそうですが・・) ミシシッピニオイガメは、ワシントン条約のレッドブック等に記載がない。(故に、海外に持ち出…

18.マーチの様子 ~ パルマの自宅へ

お疲れ様、そしてありがとう ケージの中のマーチは警戒モードになっていますが、元気そうでした。 気圧の変化なども、見た感じでは問題なかったようです。 自宅はパルマにあるので、その日はボローニャ空港近くのホテルで1泊しました。小さな子供と小さなカ…

17.イタリア国内で書類を見せることはなかった

イタリアでは準備しすぎくらいがちょうどいい 結果的にイタリア国内では、用意した書類を見せることは一度もありませんでした。 これはあくまで、私がたまたまそうであったという結果でしかありません。正規の手続きを踏んで、ケージに正式な検疫済みの札(…

16.搭乗~乗り継ぎ ~ 到着

乗り継ぎは大丈夫? 今回のフライトは成田→ローマ→ボローニャでした。心配なのは、ローマの乗り継ぎでマーチがスムーズに積み替えられるかです。 どこの航空会社か忘れましたが、以前、妻の荷物が乗り継ぎで行方不明になって、全く方向違いの空港に着いたこ…

15.出発日-アリタリアの窓口で

搭乗手続き 新幹線~リムジンバスと乗り継いで、無事に成田空港に到着しました。「マーチ」も元気そうです。 さあ、搭乗手続きをしようと列に向かうと、係りの人が声をかけて来られました。 「カメさんをお連れですよね?特別に係りの者が承りますのでこちら…

14.出発日-成田へ

成田へ 早朝の新幹線で東京へ! 実はずっと前にピーチ航空の予約をしてしまっていたのですが、ピーチは動物は全てNGとのこと。 他の機会に「例えば、子供と帰省して虫とか捕まえて、そんなのを虫かごに入れて持って入ってもダメですか?鳴かない虫でも?」と…

13.出発前日-動物検疫所へ

3人連れで動物検疫所へ ついに出発前日です。手に入れた診断書、輸出検査申請書の原本を持って、いざ動物検疫所へ! さあ行こうと思ったら、3歳になる娘が一緒に行きたいと言い出しました。「マーチ」さんがまた「病院」に行くのが心配なようです。 明日の…

12.健康診断に動物病院へ

初めてのお出かけ 「マーチ」さん、実家以外では初めてのお出かけです。コーナンで手に入れた容器に穴を開けて、呼吸が苦しくないように加工。いざ出発です。 自転車の前カゴに入れて出かけましたが、外をのぞいて驚いている様子。怖がっているというより、…

11.ケージを検索してみる

渡航準備だ 書類・手続き関係、航空会社も目処が立ったので、どんなケージに入れたら良いか、検索してみました。 すると!「カメの輸出に成功した話(その時、こんなケージに入れてました)」や、「誰々さんがXXからカメを連れ帰ることに成功した(その時の…

10.動物病院に問い合わせ

こんな近くにあるとは 近くにカメの専門医がいないかと検索したところ、なんと自宅のすぐ近くにあるではありませんか。「マーチ」さんは、これまでずっと健康だったので、知りませんでした。しかも昔、猫を飼っていた時にお世話になった病院ですよ。カメも診…

9.動物検疫所に問い合わせ

最寄りの動物検疫所に問い合わせ イタリア総領事館への問い合わせで、結局、動物検疫所で発行してもらう書類が必要である事がわかりました。 そこで今度は、最寄りの動物検疫所に問い合わせました。質問内容は以下の通りです。(要約) EU圏では検疫所の保健…

8.アリタリア航空の対応

アリタリア航空のカスタマーセンター・コールセンターに電話 「今度乗るイタリア行きの便に、小さなカメを載せたいんですが、可能ですか? ホームページには犬や猫のことは書いてありましたが、どうなんでしょう?」 すると対応してくださった方は戸惑いなが…

7.航空会社の対応

カメは飛行機に乗せられるか? 以前から気になっていたのは、ほとんどの航空会社が「カメを乗せて良い」と明確にしているところがないことでした。 ある航空会社では「爬虫類、お断り」と明記してあったり、別の航空会社では犬・猫・鳥・ハムスターなどに関…

6.イタリア総領事館に問い合わせ

イタリアに入国するには イタリア総領事館にカメの入国について問い合わせました。 最初、電話で問い合わせたのですが、XXにメールで問い合わせるようにと、連絡先メールアドレスを教えていただきました。 そちらにメールを送ったところ、以下の回答をいただ…

5.カメは日本を出国する際、検疫の必要がない

手続き前の基本情報 飼い始めた時から知っていたことですが、ミシシッピニオイガメはワシントン条約に引っかかりません。国の移動が可能ということです。 さらに、代行業者さんの見積もりの後調べ始めて分かったことは「カメは日本を出国する際に検疫(一定…

4.やっぱり連れて行くしかない

行動開始 「マーチ」さんの3ヶ月に及ぶ決死のハンガーストライキで「やっぱり連れて行くしかない!」と思い知らされました。時間がないとか言い訳している場合ではありません。これは本気で行動しなければなりません。 まずはネットで情報を検索します。 「…

3.ようやく一時帰国

一時帰国 母親から悲報が届かないかと、毎日ビクビクしながら過ごしましたが、幸いその知らせが届くことがないまま帰国することができました。 帰国して、荷物の片付けもしないまま実家に向かい「マーチ」を引き取りに行きました。 仮の水槽にいる「マーチ」…

2.「マーチ」のハンガーストライキ

ハンガーストライキ 私が最初の3ヶ月間イタリアにいる間、なんと、「マーチ」は一食も食べませんでした。 「最初の3ヶ月が問題なく成功すると、きっとイタリアに連れて行ってもらえない」そう考えたのでしょうか。「マーチ」さん、私の性格をホントによく…

1.「マーチ」をどうするか

「マーチ」のこと ミシシッピニオイガメの「マーチ」をぺットショプで買ったのは2007年の3月でした。 だから名前は「マーチ」。もうすぐ、飼って10年になります。 初めて飼ったカメなので勝手がわからず、餌を与えすぎて肥満気味になったりしましたが、とて…

はじめに

このブログについて 飼い始めてもうすぐ10年。2016年夏、ミシシッピニオイガメの「マーチ」を日本からイタリアに連れてきました。このブログは、私がミシシッピニオイガメをイタリアに連れて行くために行った、手続きなどをまとめたものです。 私は「マー…